まちづくり講・交・考

地域を変える市民の力

私たちが暮らしをいとなむこの豊中を
私たちが住み続けたいまちにしていくためには
私たちが地域社会の主体的な担い手となることが迫られています。
このまちの成り立ちと現状を知り、交流を深め、考え、
「住み続けるまち」へと変えていくために・・・。
まず、一歩として学びの講座を企画しました。



 第2回(2004年10月27日開催)

公共という言葉の意味の変容を踏まえた上で、これまで常識とされてきた、役所の行う「公共政策」や「公共事業」などの概念とは異なる、新しい「公共性」について言及された。それによれば、ある行為が「公共的」か否かは、「誰がするか」ではなく「何をするか」によって決まるのだという。したがって、「公共的」な活動には多種多様なものがあり、昨今注目されている市民と行政の協働だけでなく、行政を批判する行為もまた「公共的」であるという。さらに「市民によるルールづくり」を「公共的な活動」として位置付け、身近な「我が家の」「マンションの」「町内会の」ルールづくりの延長上にあるものとして、市のルールに、市民自らの意見を反映させていく可能性について述べられた。