市政研究セミナー

福祉サービスの評価のあり方について考える

 福祉サービスの種類は多く、サービスの提供者も提供の仕方も様々です。
 「福祉サービスの評価」とひとことで言っても、確立された評価方法というものはまだなく、開発途上であるというのが現状ではないでしょうか。
 今回のセミナーでは、よりよい福祉サービスを提供することにより、利用者の生活の質の向上をめざし、かつ効率的なサービスの提供を進めていくための「評価」のあり方を研究した報告と意見交換を行いました。
 また、いま実際に試行している「豊中市の介護保険サービス評価」の現状と課題について報告しました。

内容

  研究報告 平成15年度自主研究報告書「地方自治体における福祉サービスの評価のあり方についての考察」に基づく報告
元豊中市政研究所研究員/現豊中市障害福祉課 弘中 伸明

  評価の現場からの報告 豊中市の介護保険サービス評価についての現状と課題について
豊中市介護相談課 中松 恵子

  意見交換 参加者からの意見(一部)
  • 自らの事業を評価し公開する必要に迫られながら事業を行っているNPOとして、考え方が参考になった。
  • 福祉サービスは一律的に評価できるのではないさまざまな手法を組み合わせることが重要だと思う。評価結果をフィードバックさせるだけでなく、福祉サービスの変容に合わせて(あるいは変容を先取りする形で)評価項目の見直しや組み合わせのバランスを考える。そのことが新たな指標作りにつながるのでは。