平成25年度(2013年度)調査研究報告会・講演会

平成25年度に実施した3つの調査研究の成果について報告しました。 講演会では、豊中市の平成17年産業連関表(簡易版)の作成を支援していただいた前川知史さんを講師にお招きし、 産業連関表の仕組みから経済波及効果の算出の意義やその活用方法まで、詳しく教えていただく機会となりました。

第1部

調査研究報告Ⅰ 道路整備に伴う居住者特性の変化の調査Ⅱ

報告者:
平田誠一郎 とよなか都市創造研究所 前研究員

本研究では、穂積菰江線道路整備による周辺地区の居住者への影響を調査しました。 居住者にとって重要な条件となる「建物」に着目し、 豊中市全体、庄内地域、道路整備沿道と焦点を絞って建物の更新状況を比較しながら、 沿道の現状を分析し、その成果を報告しました。

調査研究報告Ⅱ 少子高齢社会における人口の変化と市政への影響に関する調査研究Ⅱ

報告者:
森 崇徳 とよなか都市創造研究所 主任研究員

本研究では、人口移動を考慮した政策を展開するため、 アンケート調査により移動世帯の移動・定住要因について検証するとともに、 人口推計や市役所内研究グループによる討議により、人口に起因する将来の課題抽出を実施しました。 そして、これらの成果について報告・提言しました。

調査研究報告Ⅲ 豊中市の活力・魅力づくりに関する調査研究(Ⅲ)

報告者:
熊本伸介 とよなか都市創造研究所 研究員

昨年度、一昨年度は、アンケート調査により、市民が認識している地域資源を把握しました。 本報告では、豊中市や他自治体の地域ブランドの取り組みについてまとめ、 豊中市が活力・魅力づくりを行うにあたって、今後どのような取り組みを行っていけばよいかを提案しました。

第2部

講演会 「経済波及効果の算出と活用 ~企画立案・事業ふりかえりのツール~」

株式会社経済計量研究所代表取締役 前川 知史さん

本講演では、産業連関表の仕組みから経済波及効果の算出の意義やその活用方法について、 わかりやすく講義いただきました。 今後、企画立案や事業ふりかえりに連関表を活用することが期待されます。