TOYONAKA ビジョン22
第12号 2009年3月リリース
特集 地方分権下の自治体政策
(A4判 80ページ)
今号の特集テーマは、「地方分権下の自治体政策」。
本号では地方分権化がもたらした影響について各論に踏み込み、本市における重点施策に関係する領域を中心に具体的な政策分野に焦点を当てている。このことによって、地方分権と都市政策のありようを考える複数の異なる視点を提供しようとしたものである。
また、トピックスでは、研究所の運営委員会市民委員のお二人にご寄稿いただき、より実践的な地域づくりの活動などについて紹介している。
■特集:地方分権下の自治体政策
自治体は90年代以降の変化にどう対応してきたか? 神戸大学大学院 国際協力研究科
教授 松並潤
地方分権改革と都市計画の展開−現状と課題− 大阪市立大学大学院 創造都市研究科 教授 北原鉄也
分権改革下における公立病院改革−なにが問題なのか− 琉球大学 法学部 准教授 宗前清貞
地方分権下のNPO・市民社会
−NPOの役割と自治体とのかかわり−東北大学大学院 経済学研究科 准教授 西出優子
環境政策の戦後と地方分権 立命館大学大学院 公務研究科 准教授 森道哉
新たな支え合いの構築と公民協働のあり方
−コミュニティソーシャルワーカーの役割について−豊中市社会福祉協議会 副主幹兼地域福祉係長 勝部麗子
地方政府の会計改革とその成果
−『東京方式』と『総務省方式』の比較分析−京都大学大学院 法学研究科 博士後期課程 李敏揆 ■トピックスT:市民委員寄稿
持続可能な地域づくりのために とよなか都市創造研究所運営委員会 市民委員 上村有里
地域文化資源の活用に向けて−交流の場づくり− とよなか都市創造研究所運営委員会 市民委員 山田廣次 ■トピックスU:自律する自治体政策の行方
キャリアデザインを活用した市職員の人材育成 とよなか都市創造研究所 主任研究員 保井大進
地方自治体の都市情報の分類構造
−「分類することによる理解」を目指す都市情報データベース−とよなか都市創造研究所 研究員 村山徹
地方分権と日本の基礎自治体 とよなか都市創造研究所 研究員 城戸英樹